京野正午SENRYU / 2025/04/26

[ 川柳 ] :: SENRYU

境界【春・生活】

2025/04/26

20句 / WORKS

VERSE :: VERTICAL<<< 右から左へ読む

春闘はおわって夜の種明かし

新社員たちをカラムに詰めている

花衣(鑑賞用と逮捕用)

確かめ算しても答えは春日傘

田楽が左右対称なわけ(笑)

全員の手首を浸すしじみ汁

犬笛を吹けばたちまち桜餅

濡れ衣を春炬燵に隠しておく

北窓を開く鉛の玉の上

野を焼いて検索してもいい言葉

苗床にばらまくミスリード

接木の件は悔やんでも悔やみきれません

為す術もなく統べていく霜くすべ

鎖骨に少し触れてしばらく茶を摘んだ

花疲れ背中から心音を聞く

ボートレース/トレース疑惑/何が好き?

チョコミントよりも拝金主義の凧

死神がわたしに挿した風車

石鹸玉吐いて ねえ 嘲笑ってよ

背信も愛も筆談春の夢